住宅ローンを滞納した
住宅ローンを滞納した |
私は、最近、毎日のように悩んでいる。
どうしてかというと、いま住んでいる家(一軒家)の、住宅ローンを滞納する状態になったからだ。
ところで、私は、地方の高校を卒業してから、都内の大学に進学して、ある上場企業に就職した。当時は、氷河期世代の5年前くらい前で、まだバブル景気の余韻が残っている時期だったんだ。
売り手市場で希望する企業に就職
売り手市場で希望する企業に就職 |
だから、就職事情はそれほど悪くなかったし、むしろ、まだ売り手市場だったから、希望する企業に就職することができたし、おいしい思いもすることができた。
それで、就職した企業で一生懸命働いていたんだけど、ある程度年月が経過してから、大学時代から付き合っている彼女と結婚することにしたんだ。
彼女が妊娠して一軒家に移住
結婚したので一軒家を購入した |
それは彼女が妊娠したからなんだけど、それをよい機会として、埼玉の一軒家を購入して移り住むことにした。
埼京線沿線で、交通の便と立地がとてもよいように感じたんだ。
具体的には、通勤時間が40分くらいで、職場まで乗り換え1回だった。
35年の住宅ローンを組み、安心して仕事をした
組んだのは35年間の住宅ローン |
それで、まだ働きはじめて数年で、給料が安いし手持ちの資金も余裕がない状態だったから、35年の住宅ローンを組むことにしたんだ。
当時、私はノリノリで仕事をしていたし、職場の先輩の話によると、これから給料は上がる一方だから、住宅ローンの返済や滞納については全然心配しなかった。
むしろ、(滞納なんか一度もせずに)もっと短期間に返済できるだろうと考えていたんだ。
そうして、住宅ローンを返済しながら、妻と子供には不自由をさせないように一生懸命に働いてきた。
中間管理職になったが同期の多くは退職していた
勤続15年後に中間管理職に |
15年後、私は中間管理職になっていた。
それは、一生懸命働いてきた結果なのだと思う。しかし、その一方で、同期で入社した仲間たちの多くは、すでに退職していたのだった。
原因は様々ある。
人口減少・円高・新興国の台頭により業績が悪化
新興国の成長が業績の悪化をまねいた |
まず、1997年頃から日本の総人口が減少し始めていた。
いまにして振り返ると、私が入社した当時も、その影響を受けて業績が徐々に悪化しつつある時期だったんだ。
次に、円高の影響を受けた。
国内向けの業績が頭打ちなら海外に打って出たいところだが、円高が長く続き、商品を輸出しても輸入国にとっては割高に感じられて不利な時期が続いた。
3番目に、新興国が台頭して相対的な競争力が低下した。
私が入社した頃は、まだ「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の余韻が残っていたが、韓国や台湾、そして中国や東南アジア諸国が徐々に地力を付けてきて、日本企業の競争力は地盤沈下していった。
このことには、過度な円高が続いたことも影響するし、また、金に目がくらんで韓国などに企業秘密を漏洩する様な不届き者の存在も影響したと思う。
今度は自分が“名ばかり中間管理職”に
数年前には窓際社員に |
このような経緯を経て、我が社の業績はみるみる悪化してゆき、同期入社組の多くは、すでに退社した状態だ。
そうして、その後はどうかというと、IT化の進展やオフショアの推進、正社員率の低下などが複合的に作用し、企業の業績は回復しないわで・・・
つまり、実のある中間管理職の地位を追われ、名ばかり中間管理職(つまり窓際社員)になったのが数年前の話だ。
住宅ローンが返済できなくなり滞納した
それで、労組と協同して頑張ってきたんだが、昨年、ついに会社にいられなくなった。
そして、失業給付をもらって生活してきたんだけど、先月分が最後だったんだ。
だから、私は、妻がいて、子供もまだ学生だけど、支出をチェックしていて、住宅ローンの返済を続けることが困難になったことに気づいた。
実際、直近分のローン返済分を滞納してしまったんだ。
滞納が続くことが明らかだから任意整理・任意売却をして処分したい
任意売却を決めた理由は住宅ローンを払い続けられる見込みがないから |
新しく仕事を見つければ住宅ローンを払い続けることはできるのだけど、なかなか仕事を見つけることが難しい年齢になってしまったこともあり、すぐに仕事は見つからないことを覚悟している。
それで、このままの失業状態が続くと、住宅ローンを滞納し続けることになるので、家族と相談しすることにした。
息子は「僕はまだ学生だし、住宅ローンを代わりに払うことはできないよ」と言う。
妻は「この家を任意売却してローンから自由になって、それからやり直しましょうよ」と言った。
相談した結果、いま住んでいる一軒家を任意売却、あるいは任意整理で処分してから、賃貸物件に移った上で就職活動を再開することに決めた。
まず、(任意売却をして)月々の住宅ローンの呪縛から解放されないと、滞納の問題を解決できないという判断をしたということ。
また、仮に、当分は返済できる状態だとしても、まだ15年前後の返済期間が残っているから、任意売却をした上で賃貸に移った方が得策だという考えによる。
任意売却とは?
任意売却とは、住宅ローンが多く残っており、住宅が売れた際の金額よりも多い(債務超過)状態で、住宅を売却し、債務と相殺(返済)する手続きのことをいう。
つまり、住宅ローンの支払いを続けられない状態になると(専門家に相談して)、まず、債権者(金融機関)の合意を得る手続きをする流れとなる。
そうして、住宅を売却する一連のプロセスのことを任意売却という。
なお、住宅を売却した、その売却代金については、住宅ローンの残債と相殺する形で返済される。
任意売却なら抵当権を解除して売却することが可能
住宅ローンを組んでいる不動産には抵当権が設定されている(借金のカタになっている)ため、本来は勝手に売ることができないが、任意売却であれば抵当権を解除して売却することができる。
そうして、債務全額は精算しない形で、住宅を売却することができることが任意売却の利点だといえる。
しかし、本来は借金全額を支払う契約になっているので、任意売却をする際は債権者の同意を得る必要がある。
また、任意売却により売却金額と債務残高を相殺して残った分の借金については、自己破産、示談、時効が来るまで待つ、などの対応方法がある。
選択を誤らないように、専門家のアドバイスに耳を傾け、最前の方法を選択するべきだろう。
任意売却の原因
・住宅ローンを払えない、または支払いを続けたくない
・ローンのリスケジュール交渉に応じてもらえない
・銀行から督促状・催告書が届いた
・不動産が差し押さえられた
・担保不動産競売開始決定通知書が届いた
・失業した
・離婚した
・手続きや交渉に手間がかかる(専門家への相談が必要)
・債権者(金融機関)が任意売却に同意しない場合がある(希望価格が折り合わないケースを含む)
・(連帯保証人付きの場合)保証人が同意しない場合がある
・競売よりも有利な金額(市場相場に近い金額)で売却することができる
・(売却後に残った借金について)債権者と交渉して無理のない返済計画を立てることができる
・引越の時期を交渉できる
・(競売と異なり)周囲にプライバシーが晒されない
最善の方法を選択するために専門家に相談する
失業、病気、将来設計の変更などが原因となり、住宅ローンの支払いを続けることができなくなった場合、滞納が続くと不動産(住宅)が競売にかけられることとなる。
専門家のアドバイスを受けることにより、よりよい条件で問題を解決することが可能性であり、“住宅ローンの問題で生活に困難が生じている”場合、早期に(任意売却を含む)相談をすることが大事だといえる。
住宅ローン滞納の問題の無料相談ができる法律事務所
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